岩古谷城址 天険の要害に築かれた城

岩古谷城址

荒尾と和市集落の東にそびえる岩古谷山、標高806メートルの岩山で、大滝や絶壁・奇岩に富んでいる。豊川と天竜水系を二分する分水嶺にあって、この地域では特に有名な山である。
城は、提石トンネルから比高200~300mの山腹に井戸曲輪をはじめ十ヶ所ほどの小曲輪が点在している。現在登山道が整備され、三方向から登ることができるが、城があった時代は西側の大手口からでないと、登ることができなかった天険の要害に築かれている。
岩古谷城址の場所と行き方

城歴

戦国時代、三河に勢力を誇った菅沼氏の一族、長篠菅沼氏の祖である菅沼満成が永享年中に築城したといわれる。その後、二代元成が長篠城を築き移った後、天正3年満直が城主の時、武田氏に属し合戦に敗れ廃城となった。

かぎ掛岩

岩古谷城の伝説の一つに、元亀2年(1571)武田軍の攻撃を受け籠城し、20日を過ぎたころ食料が尽き苦戦の中で、平山村(現:平山区)に面した絶壁から長い綱をかけ先端の鈎によって兵糧を運びこんだことから、かぎ掛岩と言われるようになった。

参考 : 設楽町観光協会、愛知県文化財保護指導委員 加藤博俊
写真提供 : 設楽町観光協会

岩古谷城址の場所と行き方

AROUND JAPAN RV RENTAL 南大阪営業所 から行く場合の一例
愛知県北設楽郡設楽町荒尾字岩古谷山一の4番地
駐車場 あり(和市 登山者駐車場)

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