青谷梅林 古くから梅花の名勝地
青谷梅林(あおだに ばいりん)は、霊山鷲峰をはるかに望み、青谷川の清流に沿うなだらかな丘陵一帯にある。
⇒ 青谷梅林の場所と行き方
鎌倉末期にはすでにその存在が歌に詠まれているこの梅林には、老樹古木を含んで一万本の木々があり、古くから梅花の名勝地として庶民から親しまれてきた。また青谷梅林の梅の実は、大粒で肉ばなれがよいため昔から梅干しや梅酒用に愛用されている。
毎年2月下旬から3月下旬、青谷梅林にて「梅まつり」が行われ、期間中自由に見学できる。
青谷梅林のはじまり
この青谷梅林がいつごろからあるのか、その起源は定かではありませんが、古くから、日本でも有数の梅どころとして知られていました。後醍醐天皇の皇子である宗良(むねなが)親王の歌に、早くも次のように詠まれています。
「風かよふ 綴喜の里の 梅が香を 空にへだつる 中垣ぞなし」
鎌倉時代から、すでに人々に愛されていたことを物語っています。
府下一を誇る梅林
現在では、50軒あまりの農家が、20ヘクタールほどの面積に約1万本の梅を栽培しています。そのほとんどを占める白梅が満開となる時期には、さながら大きな「純白の羽二重」を広げたような美しさを見せ、あたり一帯が甘酸っぱい梅の香りに包まれます。
青谷梅林では、「春は城陽から」をキャッチフレーズとする「梅まつり」が、青谷梅林振興協議会の主催で、昭和59年から毎年、2月から3月にかけて行われるようになりました。今では、京阪神の各地から毎年2万人もの観梅客が訪れ、春の風物詩として親しまれています。青谷梅林はまた、観光だけではなくその果実からいろんな製品を作るために栽培されている「生産梅林」でもあります。
大別して大梅と小梅に分けられ、大梅は城陽特産の梅酒や和菓子の原料に、小梅は歯ごたえのある味が好まれ梅干し用になります。あわせて約160トンを生産し、その8割は京都、名古屋方面へ出荷されていて、栽培面積、生産量とも府下一を誇っています。
参考:(公社)京都府観光連盟、城陽市観光協会
青谷梅林の場所と行き方
AROUND JAPAN RV RENTAL 南大阪営業所 から行く場合の一例
京都府城陽市中中山
駐車場:有料
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