日牟禮八幡宮 三神を祭神とする旧八幡町の総社
日牟禮八幡宮(ひむれはちまんぐう)は八幡山(はちまんやま)の南麓にある神社。誉田別尊(ほんたわけのみこと)・息長足姫尊(おきながたらしひめのみこと)・比売神(ひめかみ)の三神を祭神とする旧八幡町の総社で、第13代成務天皇が即位の折に創建され、正暦2年(991年)に九州の宇佐八幡宮の神霊を勧進したと伝わります。
約4万4000平方メートルという広大な神域はエノキやムクの樹が生い茂り、その下を通り抜けて楼門をくぐると、拝殿・本殿が続きます。社宝には、江戸時代に海外貿易に活躍した商人西村太郎右衛門が寄進したという「安南渡海船額(あんなんとかいせんがく)」をはじめ、祭神である三神の木像などがあり、いずれも国指定の重要文化財になっています。
⇒ 日牟禮八幡宮の場所と行き方
左義長まつり
毎年3月14・15日に近い土・日曜には左義長まつりが行われます。
左義長は、藁(わら)を1束ごとに揃えた約3mの三角錐のダシが胴体で、その上に数mの青竹に赤紙を中心としていろいろな飾りが付けられます。頭の上には火のぼりという御弊を付けます。左義長の中心には、毎年の干支にちなんだ造り物を付けてあります。このように左義長は、費用を惜しまず、手間ひまかけて丁寧に作られます。
土曜の午後、藁や杉などで作った高さ6mの左義長10数基が神社を出発します。揃いの踊り半纏を着て化粧した若者が、拍子木を持って赤い下駄を履いて「チョウヤレ」の掛け声も勇ましく、町内を御渡りします。
翌日の日曜は、朝から各町内を練り歩き、午後には「けんか」と呼ばれる左義長同士のぶつかり合いが繰り広げられます。午後8時頃から境内で順次奉火され、2日間にわたる祭のクライマックスを迎えます。国選択の無形民俗文化財です。
八幡まつり(松明まつり)
八幡まつりは、1000年以上の歴史を誇り、八幡開町以前の旧村落(市井・北之荘・鷹飼・大林・中村・宇都呂・土田・多賀・船木・小船木・大房・南津田)で行われる祭で、毎年、4月14、15に日牟禮八幡宮に奉納されます。
14日の宵宮祭は松明祭とも呼ばれ、国の無形民俗文化財に選択されています。10m余の大松明をはじめとする合計30本以上の松明に火が付けられ、多数の仕掛け花火とともに春の夜空を焦がす様子は実に雄大です。
15日の本祭では、午後より各郷から宮入りをした大太鼓によって、渡御が行われます。太鼓の打ち方は各郷によって独特の伝承があり、宵宮太鼓・休み太鼓・シューシ太鼓・上り太鼓・御渡り太鼓など、それぞれに違っています。前日の雄大な松明祭に比べると、当日は壮厳な雰囲気が漂い、別名太鼓祭とも呼ばれています。
参考:滋賀びわ湖観光情報
日牟禮八幡宮の場所と行き方
AROUND JAPAN RV RENTAL 南大阪営業所 から行く場合の一例
滋賀県近江八幡市宮内町257
駐車場:あり
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