大徳寺 山門の前の石垣はめずらしい積石法
元は禅宗の林慶寺と言いましたが天正16年(1588)岡山城主中村一氏が同寺を香花院と定め、小田原の大蓮寺の僧叡誉に寺の建造を依頼し、浄土宗に改め浄慶寺と号しました。その後、層叡誉が徳川家康の幼児の学問の先生だったことから家康が来訪して寄附しました。家康は上洛の際に宿泊もし、慶長7年(1602)大徳寺と改めさせました。
⇒ 大徳寺の場所と行き方
山門の前の石垣はめずらしい積石法(植石伏)で小堀遠州の作といわれています。門を入って右の鐘楼前にある石は、徳川家康が腰掛け叡誉上人といろいろ話し合ったと伝えられています。また境内左隅に大きな五輪塔は第17代僧光誉が刑死者の霊を憐れみその冥福を祈ろうとして弘化元年(1844)に建立したもので「世に尽くす甲賀の民のまごころのかたきしるしの石のあららぎ」と詠まれています。
なお、水口岡山城主長束正家と正妻栄子姫の遺児は、仏門に入って大徳寺の3世の還誉上人(岌閑)に栄進し、北脇に栄照寺を建て父母の霊を弔ったといわれています。
参考:滋賀びわ湖観光情報、甲賀市観光ガイド
大徳寺の場所と行き方
AROUND JAPAN RV RENTAL 南大阪営業所 から行く場合の一例
滋賀県甲賀市水口町本町三丁目3−46
駐車場:有り
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