小津神社 本殿と女神像は国の重要文化財

小津神社

小津神社(おづじんじゃ)は、JR守山駅の北西約4.3kmの大きな森の中にあります。古代豪族小津(おづ)氏を祀ったのが、始まりとされています。のち主神として宇迦乃御魂命(うがのみたまのみこと)などが祀られました。
小津神社の場所と行き方

小津神社

古くから、皇室や武門の崇敬が厚く、足利尊氏(あしかがたかうじ)は南北朝の乱の際に神聖な境内への兵馬の乱入を固く禁じたと伝えられています。境内は約2万8000平方メートルと広く、老樹がうっそうと茂る中に、戦国時代に再建された優雅な本殿が建っています。本殿内の木造の宇迦乃御魂命の女神像とともに国の重要文化財です。女神像は高さ約50cmの上品な彩色像で、垂髪(たれがみ)の頭上に蓮冠(れんかん)を飾り、左膝を立て、その上に宝珠(ほうじゅ)を持った左手を置いています。京都の松尾神社(まつおじんじゃ)・奈良の薬師寺(やくしじ)の神像とともに、わが国三神像の1つに挙げられ、非常に格調の高い趣が漂っています。

長刀まつり 国指定重要無形民俗文化財

長刀まつり 国指定重要無形民俗文化財

長刀まつり(なぎなた まつり)は小津神社で、毎年5月5日に行われる踊りで、国の無形民俗文化財に選択されています。古代、琵琶湖の氾濫によって社殿が流されたとき、神霊を湖中から迎えて祀った氏人たちの喜びが踊りになった、と伝えられています。

長刀まつり 国指定重要無形民俗文化財

一般に長刀踊りといわれていますが、小津神社の例祭に奉納されるのは、一列になって行進しながら手に特った長刀を振る「長刀振り」と、そのあとに続くササラ・鉦(しょう)・鼓・太鼓などの囃子に合わせて音頭をとりながら踊る「田楽踊(でんがくおど)り」の2つに分かれています。この2つを総称して「長刀踊り」と呼んでいますが、この名称は統一されたものではなく、町によっては長刀とか太鼓と呼んでいます。
当日の5月5日には、まず、当番の町から小津神社までの参道を音頭に合わせながら行列します。そして、境内の社殿前では踊りが奉納されます。
その後、「ひやっほーい、カンチキチン、チキチンチキチン」という賑やかな掛け声の中、5歳から30歳の幼児・若者の男子が木製の長刀を振り 、ササラを振りながら華やかに行列し、そのあとを花笠を被った子どもが踊り、大神輿(おおみこし)3基、子ども神輿(みこし)2基も練り歩きます。行列は、隣町の赤野井(あかのい)にある小津若宮神社(おづわかみやじんじゃ)まで往復します。あでやかな平安絵巻さながらの行列をよく見ようと、赤野井までの道沿いには桟敷が設けられ、多くの見物人で賑わいます。

参考:滋賀びわ湖観光情報

小津神社の場所と行き方

AROUND JAPAN RV RENTAL 南大阪営業所 から行く場合の一例
滋賀県守山市杉江町495
駐車場:有り

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