小池邸 東海道名主の館

小池邸

明治期に建てられた東海道名主の館で、江戸期の民家の風情を楽しめる建物です。国の登録有形文化財。
小池邸の場所と行き方

江戸時代の村役人、村方三役(名主・組頭・百姓代)というのは、村落内の行政を行っていました。その代表を、東国では「名主」、西国では「庄屋」と呼んでいたようです。
この時代、領主側の支配機構と、百姓側の接点として、村役人の中ではもっとも重要な役割を担っていたのが名主でした。名主は、村内でもっとも家格の高い百姓であり、また知識層でもありました。
主な仕事は、年貢の取立・管理・戸籍事務・諸書類の作成や他村・領主との折衝など、村政全般を取りあつかっていました。そのために名主の仕事は、たいへんな知的能力と事務能力を必要とされ、「読み書き」「そろばん」が出来なくては、勤まりませんでした。
名主はその職務に対して、年貢の免除や給米・引高などのかたちで、役料をもらっている場合が多かったようです。また、衣料なども一般の百姓では着ることのできない、絹・紬などを着ることが許されていました。

由比地区で長年名主をつとめた小池家の母屋は、明治期に建てられたもので、建物の外観は低い軒の瓦葺き、正面の潜り戸付きの大戸、格子等、当時の寺尾地域の民家の面影をよく残しています。
大戸の脇には、平瓦をならべ四隅を留め、目地に漆喰をつかったナマコ壁もみられます。
軒先は、腕木を突き出し外側の柱面より外に桁を出した「出し桁造り」となっており、深い軒を支えています。
内部は、たたき土間と六畳の整形四間からなる田の字形四つ目取りの部屋、大黒柱の建つ伝統的な民家の造りです。
また、建物の外回りの石垣は、百年前の美しさをそのままに残します。

参考:するが企画観光局、静岡市
写真提供:静岡県観光協会

小池邸の場所と行き方

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静岡県静岡市清水区由比寺尾464-9
駐車場 無料(小池邸前6台)

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