白糸ノ滝 世界遺産の構成資産

白糸ノ滝

天下の名瀑としてその名を轟かす白糸ノ滝(しらいとのたき)は、世界遺産の構成資産に登録されています。
白糸ノ滝の場所と行き方

白糸ノ滝の特徴

白糸ノ滝の特徴

幅150mの湾曲した絶壁の全面にかかる白糸ノ滝は、本滝の一部を除いてそのほとんどが、富士山の雪解け水が、上部の水を通す地層である新富士火山層と下部の水を通さない地層である古富士火山層の境の絶壁から湧き出しています。
岩壁の間から白い絹糸のように流れるさまは、白糸の名にふさわしく、女性的な美しさと、やさしい景観を見せながら周囲にキリリと冷えた風を運んでいます。滝壺近くに立つと、三方が水のアーチとなって幻想的な世界を見せてくれます。
年間を通じて水温12度、毎秒1.5トンの湧水が流れ出ているといわれています。

白糸ノ滝の歴史

白糸ノ滝の歴史

昭和11年(1936年)、国の名勝及び天然記念物に指定され、昭和25年(1950年)10月には「観光百選滝の部」で1位に選ばれ、古くからその見事な眺めが人々に愛されている滝。
戦国時代末から江戸時代初期、富士講の開祖とされる長谷川(はせがわ)角行(かくぎょう)が修行を行った地とされ、富士講を中心とした人々の巡礼・修行の場となったことでも知られています。
平成25(2013年)年6月に「富士山―信仰の対象と芸術の源泉」がユネスコの世界文化遺産に登録され、その構成資産の1つとして白糸ノ滝も指定されました。

白糸ノ滝が世界遺産構成資産に選ばれた理由

白糸ノ滝

白糸ノ滝は、『信仰の対象』としての富士山の顕著な普遍的価値を証明する上で不可欠の構成資産であります。富士講の文書によれば、白糸ノ滝は長谷川角行が人穴での修行と並行して水行を行った場所であるとされ、富士講信者を中心に人々の巡礼・修行の場であったことから構成資産となっています。富士講信者の描いた絵図からは、18世紀の白糸ノ滝における修行の様子が知られるのみならず、現在もなお現地に遺存する石碑等を確認することができます。

お鬢水 おびんみず

お鬢水 おびんみず

白糸ノ滝の上にある岩窟から水が湧いていて、源頼朝が、ここの水で鬢のほつれを直したといわれています。

参考:富士宮市役所、富士宮市観光協会
写真提供:静岡県観光協会

白糸ノ滝の場所と行き方

AROUND JAPAN RV RENTAL 東京 新木場営業所 から行く場合の一例
静岡県富士宮市上井出273-1(白糸ノ滝 観光駐車場)
駐車場 有料(105台)

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