下田公園 下田港が一望できる

下田公園

春にはツツジ、初夏には紫陽花、冬には椿が満開となる自然公園。小高い丘の上にあり、下田港が一望できます。
下田公園の場所と行き方

下田城址としての下田公園

その昔、九州平定を終え、天下統一に向け、歩みをすすめていた豊臣秀吉に対し、後北条氏が秀吉方との対決に備え、南伊豆防衛の拠点として築城した伊豆半島でも最大規模の山城・下田城が、現在の下田公園です。
下田城は山城で、標高約70mの鵜島山頂に主郭(現在の天守台跡)を置き、そこから伸びる尾根の要所には曲輪(くるわ:役割や機能に応じて城内で区画された小区域のこと)や櫓台(やぐらだい:城の物見をするための櫓の基礎となる土壇)を配置しました。敵の軍勢からの防備のためにめぐらされた空堀は、現在も当時の様相を色濃く残しています。

日米交流を象徴する場所

下田公園

下田公園の開国広場は、黒船祭の式典メイン会場であり、広場奥にある開国記念碑は昭和28年5月、下田開港100周年を記念して建立されたものです。碑中央に刻まれている「開国記念碑」の文字は当時の内閣総理大臣「吉田茂」によるものであり、右にはペリー、左にはハリスのレリーフ像と二人の言葉が刻まれています。ペリーの言葉はマッカーサー元帥、ハリスの言葉は駐日政治顧問官ウィリアム・J・シーボルトが選んだものであり、まさしく、当時の日米の要人のご協力により完成されたものといえます。

あじさい祭

あじさい祭

下田公園で毎年6月に開催されているのが「あじさい祭」。
園内には、野生種のガクアジサイをはじめ、和洋様々な品種のあじさいが植えられております。開催期間中は、その圧倒的ともいえる「あじさい」のひろがる風景を楽しむことができます。

蓮杖台・下岡蓮杖翁之碑

下田公園

下田公園中腹に「蓮杖台」と呼ばれる高台があり、下田の生まれで日本営業写真師の祖といわれる下岡蓮杖(しもおかれんじょう)の碑が建立されています。また、蓮杖台からペリーロードを望む眺望は、独特の風情や雰囲気を感じることができます。

参考:下田市役所
写真提供:下田市観光協会

下田公園の場所と行き方

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静岡県下田市三丁目3-1174
駐車場 あり

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