梶取崎 白亜の灯台と芝生広場

梶取崎

梶取崎(かんとりざき)という地名は、一般に熊野灘を航行する船舶がこの岬を目標にして進路をたて梶を取ることからついたといわれています。
古式捕鯨では、鯨を発見するための「山見」のひとつで、岬の突端には狼煙場跡があります。
梶取崎の広場は芝生のじゅうたんが敷き詰めらた公園(梶取﨑園地)で、白亜の灯台、夫婦(めおと)いぶき(ビャクシン)とともに美しい風景を造形しています。
南紀熊野ジオパークのジオサイトの一つです。朝日で、和歌山の朝日・夕陽100選に選出されています。
梶取崎の場所と行き方

梶取埼灯台

梶取埼灯台(かんとりさきとうだい)は明治32年に設置され、現在はコンクリート造りの白亜の灯台で、岩礁の照射灯も併設されています。
灯台頂部には、風見鶏ならぬ「風見くじら」がありますのでよく見てみましょう。

古式捕鯨狼煙場跡

燈明﨑が見える岬の突端に、古式捕鯨梶取﨑狼煙場跡があります。 燈明﨑とともに、山見の要所となっていました。灯台のある梶取﨑園地から遊歩道があり、断崖絶壁と岩礁の美しい眺望が楽しめます。

くじら供養碑

梶取崎園地の一角には我が国の捕鯨発祥の地として「鯨魂の永く鎮まりますよう」という願いを込めたくじら供養碑が建立されていて、毎年4月29日にはここで捕鯨OBが主催する「くじら供養祭」が行われます。

鳴子岩

石でたたくと独特な音がするので、昔から「鳴子岩」と呼ばれています。昔はその音色の違いによって天気を占ったものと思われます。

参考:和歌山県公式観光サイト、太地町観光協会

梶取崎の場所と行き方

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和歌山県東牟婁郡太地町太地1285
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