明延探検坑道 奈良の大仏を作るために銅を献上した鉱山
明延鉱山は大同4年(809)に開坑し、奈良の大仏を作るために銅を献上したと伝わる鉱山です。豊臣秀吉の時代には明延銀山、江戸時代には明延銅山と呼ばれています。かつて日本有数の鉱山町として賑わった明延ですが、昭和62年(1987年)の閉山によって、町は大きく変わりましたが、往時を体感してもらえる施設やイベントで、町おこしの風が常に吹いています。
⇒ 明延探検坑道の場所と行き方
明延鉱山探検坑道 坑道の見学とガイド
探検坑道は、平成元年に当時の明延鉱業株式会社が鉱山学習施設として整備したものです。現在、養父市が管理運営しています。鉱山で最後まで使われていた大寿立坑のエレベーター、ダンプトラック、削岩機、蓄電池機関車などを坑内に展示しています。
探検坑道は、明延鉱山の世谷通洞坑という場所で、鉱石を採掘するために坑道に入る拠点となりました。世谷通洞坑の前には西部採鉱課事務所(現在は明延鉱山学習館)がありました。明延鉱山が鉱石を掘った坑道の総延長は550キロメートルで、東海道新幹線の大阪から東京までの距離と同じ長さになります。坑道の垂直距離は約1000メートルです。海面下約130メートルまで掘り下げています。
坑道はヘルメットを着用し、ガイドの案内で見学します。見学時間は約60分です。見学できる坑道の延長は650メートルです。気温は一年を通して10度から14度で、真夏は大変涼しく感じます。「今でも実際に掘っているような感じがする」という意見をよく聞きます。明延鉱山の坑道は本物の鉱山を体感できる貴重な場所であり、岩盤や線路から迫力が伝わってきます。
坑道跡の見学
日曜坑道見学会は予約なしで見学できるプログラムです。日曜坑道見学会の実施日以外は、必ず3日前までの予約が必要です。
詳細は明延鉱山のホームページで確認ください。
参考:ひょうご観光本部、養父市役所
明延探検坑道の場所と行き方
AROUND JAPAN RV RENTAL 南大阪営業所 から行く場合の一例
兵庫県養父市大屋町明延1184
駐車場:あり
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