城崎温泉 開湯1300年の歴史ある温泉

城崎温泉

城崎は温泉のまちとして、奈良時代から人々に愛され続けてきました。
まるで大昔にタイムスリップしたかのようなまち並みを残し、「まち全体が大きな温泉宿」の精神で、今もなお多くの方が訪れる日本の温泉街です。
城崎温泉の場所と行き方

城崎温泉

717年に城崎へ来た僧侶の道智上人(どうちしょうにん)が、難病の人々を救う為に、当所鎮守・四所明神の神託により、 千日間の修行を行った末、 720年に温泉が湧出し城崎温泉が開かれました。そして道智上人はその後、大和(奈良)の長谷寺の観音さまと同木同作の由緒正しき観音像を得て、温泉寺を開創しました。

7つの外湯 まちの大浴場

城崎温泉

7つの外湯は、近接していてもその趣は全く異なります。それぞれ温泉ができた時期も、建物も、お湯の温度も違い、どの温泉にも個性があります。

鴻の湯

城崎温泉は1300年前に道智上人が開湯しましたが、「鴻の湯」には城崎温泉のもうひとつの開湯伝説が残っています。
昔々、足を怪我したコウノトリが傷を癒やしていた場所をよく見ると、温泉が湧き出していたそうです。これが「鴻の湯」です。
「鴻の湯」は“コウノトリのお湯”なのですね。

まんだら湯

道智上人が一千日の間、八曼陀羅経(はちまんだらきょう)というお経を唱え続けたところ、満願し霊湯が湧き出したのが城崎温泉のはじまりです。
その仏縁から「まんだら湯」と名付けられ、昔から建物は唐破風様式となっています。
自然美あふれる裏山の景色を眺めながら入る露天風呂が人気です。

御所の湯

南北朝時代の歴史物語「増鏡」に、文永四年(1267年)に後堀河天皇の御姉安嘉門院が入湯された記事があることから、「御所の湯」と名付けられています。
館内は但馬の山をイメージしたキンキマメザクラやミツバツツジ等の植栽を施し、裏山を借景にした開放感溢れる露天風呂です。

一の湯

「一の湯」ができた江戸中期、「一の湯」は”新湯(あらゆ)”という名前でした。 “新湯”を一躍有名にしたのが、江戸時代の名医“香川修徳”が書いた「一本堂薬選」です。香川修徳は、「薬選」の中で、「城崎新湯(一の湯)は天下一」と述べています。天下一の温泉だと賞賛された新湯は、「一の湯」に改名することとなりました。

柳湯

中国の名勝西湖から移植した柳の木の下から湧き出たことから「柳湯」と名付けられました。
外湯の中では一番小さい温泉ながらも風情があり、人気があります。

地蔵湯

江戸時代、多数の村民が入浴していたことから“里人の外湯”と呼ばれていました。
この湯の泉源から地蔵尊が出たので「地蔵湯」という名前がついたそう。此来庭内に地蔵尊を祀っています。
2階には家族風呂や畳敷きの広い休憩所などもあります。

駅舎温泉 さとの湯

「さとの湯」は外湯のなかで一番新しい温泉です。
駅舎温泉の名の通り、城崎温泉駅の至近距離にあるため、電車の待ち時間にひとっ風呂が実現してしまいます。エキゾティックな雰囲気が漂い、ハーブの香りや滝の音に満ちた不思議な空間です。悠々と流れる円山川や自然を眺めながら、ゆっくりお過ごしください。入り口には無料の足湯もあり。

参考:ひょうご観光本部、きのさき温泉観光協会

城崎温泉の場所と行き方

AROUND JAPAN RV RENTAL 南大阪営業所 から行く場合の一例
兵庫県豊岡市城崎町湯島376
駐車場:有料(城崎木屋町駐車場)

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